サラリーマン時代の出来事 〜前編〜
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こんにちは、アリマート代表の田村です。
皆さんは、仕事にやりがいを感じていますか?私は、20年間のサラリーマン生活を送る中で、仕事に対する考え方や生き方が大きく変わりました。今回は、私がなぜサラリーマンを辞めて、アリマートを立ち上げたのか、その背景についてお話します。
25歳で結婚し、間もなく子供も授かり、私は人生の新たな章を迎えました。同時に、将来への不安も募り始めました。このまま会社員として働き続けるのか、それとも別の道があるのか。そんな中、仕事でチームをまとめる機会が増え、人との関わり方や組織運営の難しさに直面しました。
ちょうどその頃、あるビジネス書との出会いが、私の考え方を大きく変えました。明日香出版社の「あたりまえだけどなかなかつくれないチームのルール」という本を読み進めるうちに、自分自身の仕事に対する意識と周りの人達との関わり方が変わり始めたのです。まるで、新しい世界が開けたような感覚でした。
「ビジネスって面白い!」
そう感じた私は、もっと深くビジネスについて学びたいと思うようになりました。
そんな中、人事に配属され、社員の悩みや会社全体の課題に深く関わる中で、人に関する制度や法律の重要性を痛感しました。
特に、社会保険や労働契約に関するトラブルに直面した際、もっと体系的に知識を学びたいという気持ちが強くなりました。そこで、社会保険労務士という資格に興味を持ちました。人に関する法律を深く学ぶことで、組織をより良くするための一助になるのではないかと考えたのです。
資格取得を決意した私は、まずは基礎知識を固めるために、簿記や経済学などの関連資格を取得することにしました。正直、勉強なんて学生時代以来だったので、最初は戸惑いもありましたが、「絶対に合格する!」という強い気持ちを持って、勉強に取り組みました。
驚きのスピードで資格取得!そして壁にぶつかる
驚くべきことに、私はわずか半年で6つの資格を取得することができたのです。
- 危険物取扱乙4類: 物流業に関わる仕事に興味があったので、取得しました。
- 日商簿記3級、2級: 会社の財務状況を理解するために、簿記の知識は必須だと考えました。
- 第二種衛生管理者: 社員の健康管理に携わる仕事に興味があったので、取得しました。
- 年金アドバイザー: 老後の生活設計を考える上で、年金の知識は重要だと考えました。
- ファイナンシャルプランナー3級: お金の知識を深めるために、取得しました。
これらの資格を取得できたのは、目標を明確にし、計画的に勉強を進めたことが大きかったと思います。毎朝、早起きをして勉強時間を確保し、子供が寝静まった21時以降も、主戦場として勉強に励みました。週末は図書館で一日中勉強するなど、とにかく勉強に集中しました。
そして、いよいよ社会保険労務士試験本番。試験会場は、なんと今のアリマートの事業所がある埼玉県さいたま市でした。あの時、試験会場に向かう道中、この場所がいつか自分のビジネスの拠点になるなんて、想像もしていませんでした。
試験会場に向かう道中、何度も社会保険労務士の勉強をしたことを思い出しました。特に、労働基準法の複雑な条文は、今でも鮮明に覚えています。あの時、必死に覚えた知識が今、自分の役に立っていると思うと、感慨深いものがありました。
試験後、合否発表の日まで、ソワソワしながら結果を待ちました。さて、結果はいかに…?
次回へ続く
次回の記事では、社会保険労務士試験の結果と、その後の私の決断について詳しくお話ししたいと思います。アリマートを立ち上げるきっかけとなった出来事についても触れていきますので、ぜひご期待ください。